北京よもやま その4

大柵欄にもいろいろレストランがありました。

狗不理包子(コウプリーパオズ)


お店の名前の由来は諸説あるようですが、一般的には、「犬もたべない」
と謙遜っぽいのが主流かと思います。
その他、熱熱で犬も食べられないとか、狗子と呼ばれていた店主が
包子を作るのに一生懸命でになって人と話さない=不理
からというのもあるようです。

まぁ、何でもいいんだけど。


で、ここは美味しいことで評判なのですが、周りの中国人は
いたって冷ややかです。
「美味しくないから行かない」。

台湾では、「鼎泰豐」(ティンタイフォン)が有名ですが、
台湾人は、やはり「美味しくない」と言う人も多いです。

有名だからビックリするほど美味しいと思っていくと、
意外と普通なんで美味しくないと思うのでしょう。

というより、そうなんです。

期待するほど美味しいわけではなく、ありきたりな感じでした。

食べかけでスミマセン。

セットで頼むとこんな感じで出てきます。

奥の炸醤麺ジャージャー麺)は別注文です。





炸醤麺は、何だか味噌がやたらと塩辛くて、
チビチビと麺を取って、味噌を少しぬって食べてました。

店員さんが、「食べ方が違う」みたいなことを言って、
「やってあげます」
となって
あとは、味噌をドバーッと入れてグニュグニュかき混ぜてくれました。

おかげさまで、私らは平気なんですけど、
あおっちには辛くて食べられなくなりました。


肉やザーサイは、スーパーのお総菜のように、パックで出てくるので、
「う~ん」って感じですかね。

中国では食べきれないものを持ち帰る「打包(ダーパオ)」という習慣も
あるので、それようなのかも知れません。





雲南過橋米線(ユンナンクオチャオミーシエン)


雲南省で有名な食べ物です。
雲南昆明で食べたときも美味しくて、北京なんですが、
入ってしまいました。


過橋米線とは、昔、科挙の勉強をしていた書生の妻が、
スープの上に鳥の油で蓋をして、
食べ物が冷めないようにして橋を渡って夫の所に運んだと言われているようです。
まぁ、詳しくは調べてくださいな。


スープの上に油がたっぷり浮いているから、スープからの湯気が出ません。
ここに、肉や野菜、米線と呼ばれる米の麺を入れて
茹でて食べます。


こんな感じです。





やはりここも美味しかったです。
とちょ子もあおっちも満足してました。

ちなみに基本のセットがあって、科挙の順位のようになっています。

挙人、進士、状元とかです。

値段は忘れてしまいましたが、状元は、高くて、とても手が出せません。
みんな、挙人、進士って感じでしたね。