北京よもやま 終
北京滞在中は、トラブルもなく、あとは日本に帰るだけとなりました。
空港に着いて、税関、辺防検査も終えて、私はラウンジへ。
とちょ子とあおっちはお土産巡りへ。
搭乗まで30分もきってゲートで落ち合ったところで、
「あ゛っ、オレの航空券がない・・・」
ラウンジで落としたかもしれん。
まぁ、探しに行くよりと思い、ゲートの職員に事情を話すと、
最終搭乗になるが出てこなければ再発行してくれるとのこと。
まぁ、知ってたんだけど・・・
自分がそんなことになるなんて・・・
あぁ、カッコ悪い。
あおっちには、
「お父さん、一緒に帰れないかもしれない」なんて言ってると、
目に涙をためて、「もう、会えないの?」なんて不安そうに言う。
とちょ子とあおっちを先に搭乗させたんだけど、
その割には、あおっちは、一度も振り返ることなく行ってしまった。
あおっち、冷たいなぁ・・・。
搭乗の締め切りが近づいたところで、ようやく手書きのチケットをもらって搭乗。
席に行くと、ウルウルになっているあおっち。
聞けば、席に着いてからずっと
「お父さんは?」、「会えないの?」
とずっと繰り返していたそうで。
搭乗ゲートで振り返らなかったのは、精一杯我慢してたからなんだねぇ。
冗談きつくてごめんね。
てなことで、不覚にも航空券を紛失して終えた旅行でした。
パスポートでなくてよかった・・・。
急激な経済発展をとげ、日々変貌していく新しい中国。
でも、変わったのはおよそ表面のみで、やっぱり人民は変わっていないな。
たくましく、優しく、ずるく・・・。
とにかくエネルギッシュな中国で充電させてもらいました。
謝謝北京。
一定再去。