1999.9 タイ・マレーシア(6)

マレーシア出国  (1999/9/9) 
 
日の出前に起きる。(6時、日本は7時)顔を洗おうとしたが水が出ない。
モータは7時から始動することになっていた。
飲み水で顔を洗い、歯を磨いてすすいだ。朝飯抜き。
 
7時半、朝焼けに輝くビーチに出ると、出発する人がちらほらいた。
どこからともなく現れた地元のオヤジはチケットを見て、ボートに乗るよう指示をした。
2艘の船で出発するが、各々あちこちで人を拾っていくので、行きよりかなり時間が
かかってしまった。2時間は乗っていただろうか。
 
クアラブスッに戻り、とにかくお腹がすいたので適当に食事をした。
食堂で鍋に入っているものを適当に指さすしかないんです。
コタバル、もしくはマレーシア側の国境の町ランタウパンジャンへのバスがないか探した。
欧米人たちはグループが多く、タクシーでホイホイ行ってしまう。結局なかった。
 
何とか今日中にタイ側の国境の町、スンガイコーロクを抜けて、ハートヤイまで
移動したいと考えていた。そこまでしか考えていなかった。
とにかくハートヤイでツバメの巣のスープが飲みたかったから。
ランタウパンジャンへはタクシーでもやむなしと思っていたので、タクシー会社で料金を 
確認し、出発した。
  
タクシーで1時間30分(RM44)マレーシアの国境に到着。

イミグレーションで出国のスタンプを押してもらう。
"How long stay in Malaysia?"
"5 days" (スタンプ見れば分かるだろ、誘導尋問か?)
"How's Malaysia?"
"Good! I will come again!" (お世辞じゃ)
とりあえずニコニコしながらお話しした。
 
ここは、幅30m位の川で国境としている。橋は100m位あり、15分位かけて歩いた。

橋を渡りきるとタイ側の街、スンガイコーロクとなる。
右手に小さい建物があった。出国しただけで入国していないのでスタンプが必要に
なるが、グループで話しながら歩いていたら見逃すくらい、何の変哲もない建物だった。
入国用の紙をもらおうと並んでいると、色違いのカメラバックを持った人が声をかけてきた。
"same design , different collor!"
"Oh!" (オー、ほんとだほんとだ、ちょっと感動)
  
やっと、入国。時計をさらに1時間遅らせる。(日本との時差2時間)
さっき12時ジャストに国境だと思っていたら、11時に戻ってしまった。
 
力車で1km先の鉄道駅に向かった。(RM5)
ハートヤイ行きの切符は42バーツ。(以降Bとします)
リンギット使えるかと聞いたらRM5だった。
もうリンギットに用はないので、たいそうレートが悪いが、こちらを使う。
それにしても、力車の高いことよ。
この後、ハートヤイに到着するまでに各駅停車とはいいながら5時間かかったのだから。
 
途中駅で停車中、弁当を買う。サフランライスのような、真っ黄のライスに、
赤い唐揚げが一個のったもの。うまくもまずくもないものだった。
のどが渇いた。売り子は来ない。来ない。来ない・・・。
やっと来た。緑色、橙色、黒色のジュースを売っていた。
ファンタメロン、ファンタオレンジ、コーラと思い込み、黒いものを買った。 
思わず、グエッとなった。黒砂糖を溶かしたものだった。飲むたびにのどが渇く。
ああ、水がほしい。
結局ハートヤイまで水は飲めなかった。

 
ハートヤイは2回目なので多少の土地勘はある。5時を過ぎていたので両替関係は全滅。
日本から持ってきた600Bではホテル、ツバメの巣、マッサージではちょっと心細い。
 
別のホテルで手持ちのRM100を1000Bで両替した。
レシートの出ないヤミ両替だが、フロントのおねーさんは明るく交換してくれました。
 
チェックインしたゲストハウス(200B)で明日はタイ南部の仏教中心地、
ナコンシータマラートに行くことに決め、駅に向かい出発時刻を聞いた。
8:40とのこと。
 
ここでお楽しみのツバメのスープ。
一杯100B。小さなお椀に、甘い汁もので、白いつぶつぶオレンジのようなものと
思ってください。
歯触りはなかなか良いです。あと朝鮮人参茶がつきます。何故かは分かりませんが、
漢方薬的観念から必要なものだと思うので、とりあえず飲みました。
こっちはおいしくない。
 
マッサージ店を探している最中、サンダルのかかと部分がとれた。
塩水で濡れているままはいていたことが原因だろうが、ズリズリ引きずってあるいた。
日焼けが多少痛いが、タイ式マッサージ(2時間200B)で体をほぐしてもらった。
サンダルさん。3年間ありがとう。