ブログ移行 ありがとうございました
富士山ウルトラウォーキング 当日編④完
90kmまで来てリタイヤしましたではキツい
ウルトラマラソン100kmをやろうと思っているなら100kmは越えないと話にならないと思う
行くか
モゾモゾと動き出し、スタートするも50mほど歩いてエイドに引き返した
スタッフはきっと、お、リタイヤきたぞって思ったでしょう
ポール忘れただけだよっ
身体を張ってジョークをかましてみた
5:04 リスタート
5:42 92km位で朝の富士山
7:06 98km 忠ちゃん牧場を過ぎた所
こどもの国に向かうが、これがダメ押しの上り坂
この坂ではポールがある事がありがたいと思った
ここに来るまでは、ないよりはあったほうがいいけど、手の自由を奪われる邪魔感があった
ただね、持って行くにしてもポールはやっぱり安物はこの距離ではイマイチかもしれない
LEKIとか高いの持っている人とは細さが違うし、地面を突いた時の音が違う
実際は高いのでやってみたことがないのでよくわからないけど
本格的にやるなら、出費は覚悟しないとね
でも、この時はもうウォーキングやらないから買わない
なんなら辛いのはもう一切やらない
ウルトラマラソン? 辛いからやらない
フルマラソン? 辛い上に苦しいからやらない
ハーフ? 苦しくて相当に辛いからやらない
と本気で思った
時々腰をストレッチしながら進む
少し前に禁断のロキソニンSプレミアムを飲んだ
プレミアムでも胃にはくる
腰の痛みを和らげるのと気持ち悪くなるのとトレードオフした
8:19 103km こどもの国到着
温かい紅茶をもらって、足を揉んで揉んでスタート
本当は、緑茶を見ながらお茶って言ったのだけど、紅茶をあっとか言う間もなくテキパキと開封したので、まぁいいかになった
ここから富士宮に向かう
が、この道は交通量が多くて、怖かった
先が見通せて気が遠くなるし、歩いていてもあまり面白くないなぁ、と思っていたが
泣いても笑っても、文句を言っても、毒を吐いても、けなしても、一個くらいほめてあげても、もうラスト
ひたすら歩を進めて行く
富士宮市内に入り、頑張ってくださいね、
と声かけをいただく
後少しだから本当にうれしいじゃないか
若い主婦な感じだったが、惚れそうになった
そして、どうにか頑張れば28時間がギリギリ切れる目度が立ったので、超頑張って、信号も変わる前に小走りで渡って、ゴールのコンビニが見えるまでちょこちょこ小走りした(ここで走れるのかぁ、リタイヤで泣きそうになっていたのは誰だよ)
何とか28時間を少し切ってゴール
感動よりも、やっと終わったぁ、やれやれだぜ、だった。
振り返るとあれやこれやと反省点も出てくるが、
痛みが癒えてくると、残ったのは、俺やったぜ感とか、楽しかったぜ感とか、みんなありがとう感とか、大きな大きな思い出だった
歩く前は、「歩きだからって舐めんなよ、フンフン」は、
歩き終わってからは、「歩きだからって舐めんなよ、オラッ」に変わった
分かりにくいけど
今日は木曜日 すでに終了から4日目
左足首が捻挫状態でやっと杖なしで歩けるようになった
両足の甲はまだ腫れていてぷっくりして骨が出ていない
両足小指、半分以上が水ぶくれ
左足薬指、まだ腫れている、爪は死んだと思う
右足薬指、半分水ぶくれ
水ぶくれは抜いて処置済み
週末には大方復帰見込み
マラソン以上にダメージが大きかった
富士山ウルトラウォーキング 当日編③
備忘録になって長引いております
第3エイドで、ヘッドライト、バッグにクリップライトを装着
まずは次の山中湖のコンビニ休憩64km地点まで13kmを目指す
食事をしたおかげで、気持ちが楽になった
さて、いよいよナイトウォーク突入
一番緊張する時間帯だ
ラン友さんが気にかけてメッセージを送ってくれていた
うれしい事です
両手が塞がっているとか、夜道とか、道幅とか、疲労とかあって返信が滞りました
すみません
山中湖まではやや上りになるが、順調に歩を進める
道の駅富士吉田の入り口を過ぎる
暗いなぁ、怖いなぁ
車が猛スピード、怖いなぁ
21:40頃に64km地点 山中湖に出た所で第4エイドのコンビニ到着
半分行ったなぁ、とは思う
そして、
・・・えっと、ここで何したっけ???
休憩所の片隅で、自分と闘っている人達もしくは灰になりかけた人達(ごめん🙇)としばしたたずんでいた気がするが、ここで何をしたかハッキリ覚えていない
フラッと次に進みだした
山中湖に沿って、旭日丘から篭坂峠へ向かう
速い人にはサクッと抜かれ、誰にも追いつけず基本は全くの単独行
山中湖の気温は14度 篭坂峠はこのイベントの最高地点で1100mを越える
ここで気温は13度との事で、止まれば寒いが動いている間は涼しいくらい
峠を越えて、下りに入った23:15 静岡県に戻る
この後は暗くて撮れないので写真なし
下っていくうちに、足裏がピリピリ熱い
つま先が締めつけられるようになったので
靴を脱いで足を伸ばしたくなる
車が猛スピードで通過していく
歩行者が多いことにドライバーもびっくりしているだろうな
ゾンビになっている人もいるだろうし
マラソンで貞子で走る人いるよね
やる人がいたらシャレにならないな
森からはカサっとかパキッとか音がすると心臓がバクバクする
森の中から、ヒョーーー、ヒョーーー、フィーーー
と音が聞こえる
2回低音、1回高音
聴いている限りこの繰り返し
気味が悪いが人工音に聞こえたので、鹿避けとか仕掛けなのかと思っていた
FBの方で「トラツグミ」じゃないかと教えてもらい、音源を聴いてみるとまさにこれだったので今日納得できた
トラツグミは鵺(ぬえ)の声とも言われ、怖がられていたようです
幽霊の正体見たり枯れ尾花
次回行くときは安心して聴ける(次回も行くつもりなのか?)
ただ、それでも何だか、こんな所を単独行している自分は結構すごいなとか、何かこんな雰囲気もいいなとか思ってしまう
76kmを越えて須走のコンビニに着いた
道中ほとんど人を見ないのに、10人以上が屯っていてびっくり
少し離れた所に座りこんで足を解放
50km前に違和感があった所は500円玉大の水ぶくれになっていた
親指1ヶ所、小指2ヶ所も水ぶくれ 痛いです、やめたくなるくらい痛いけど親指は水抜き処置、小指はテーピングでカバー
25分ほど処置に時間がかかった
歩き出しはジンジンするが、少し歩くと慣れてきた
後50km切った 50kmを切ったという事は後50kmも歩くのだというあたり前の事をどう受け止めるべきか考えているとか自分、おかしくなっているなと思いながら、とぼとぼと森の脇を通って行く
83km 午前2時過ぎ 腰痛がひどくなり、民家のブロック塀に腰を下ろしてしばしマッサージ
ここで何人かに抜かれた
抜いて行く人はみんな、ここに来てもまだ力強く脚が出ている かなり差がある事を痛感した
ペースを落として、休みを入れながら、少しでも前へ
進んでいれば回復するかもしれない
空が明けてきた
5時少し前 90km 第5エイド到着
朝ごはんの助六寿司みたいなものと味噌汁をいただく
スタートするにはまだ気力が回復しない
少し休むか、とブルーシートに寝転んだ
もうキツい、あぁ、やめにしたいと思う
でも、ここでリタイヤしたら、御殿場駅に連れて行かれて捨てられるのか
御殿場から富士宮まで1時間半 990円かかるし
そこから会場まで2km歩いて荷物受け取ってまた駅まで戻って家まで帰る
これはかなりえげつないじゃないか、楽して戻れるわけでなければ、このまま後30km行くしかないか
時間はまだある、時速3kmでも何とかなるかもしれない
そういえば昨日、Eさんは、別の大会では90kmあたりで大変だったと言っていたな
こういう事なんだろうな
しばらく空を見上げて考えた
富士山ウルトラウォーキング 当日編②
田貫湖を越えてもまだまだ登ります
ガーミン26km地点の朝霧高原 標高は840mほど
見通しの良い直線なので、前方はるかにウォーカーがいるのがみえますが全然距離は縮みません
開始から4時間半位ですが、自分より70分後にスタートした200番台ゼッケンに走って抜かされました
ウルトラマラソンの練習代わりですかね
ただ、ウォーキングイベントにランで参加する事を快く思わない方もいるようですので、ウォーキングだと割り切って参加される方がいいと思います
自分より35分後にスタートした100番台の方には
歩いて抜かれました
自分のペースより1kmあたり1分早ければ35km位で追いつかれるはずですが、それ以上に速いのですね
第一エイドの道の駅 朝霧高原
昼食はコンビニサンドイッチ一個
朝はスタート前に小さなおにぎりセットをもらったが、朝ごはんをしっかり食べたのですぐに手が出ず、10kmを越えてから食べたっけ
昼食もすぐには手をつけず、しばらく持って行くことになった
トレッキングポールを持っているから歩きながら食べるのは大変なんだ
ここですでに足に違和感
足裏はテーピングしてあるのだけど、テーピングしなかった所が擦れてきたようだ
時間が長い分、マラソン以上に予防措置は入念にしておかなければならなかった、不覚だった
テーピングを追加して痛みのある部分をカバーするが、結果的には既に遅かった事をこの50km先気付かされる事になる
29kmを越えて県境に
登り坂はこの辺りで一旦終了 標高は1020mほど
15:30 34km 第二エイド 本栖湖
疲労を抱え始めた人がチラホラ
何となく空気が重く感じた
この辺はやや降りということもあってか10分半/kmで歩いていた
これがちょっとやりすぎだったと思う
17時 西湖付近42kmあたり
疲れてくると、見通しの良い道では、このままズーッとまっすぐかぁ、見える限界まで行っても全然先は遠いな、と思ってゲンナリしてしまう
スタートして8時間が経過した
フルマラソンを4時間で走るなら同じ距離で倍の時間かかっている
残りはまだ80kmある、まだ3分の1しか来ていないとかネガティブなことばかり浮かんでくる
18時 鳴沢村に入る
村の18時の村内放送で音楽がかかる
何てすごいんだ鳴沢村
ウチは「夕焼け小焼け」だし、隣は「ふるさと」だよ
19時 52km 第三エイド
夕食は半袖で止まると寒いなと思い始めた時間帯での冷たい吉田うどん
手作りでないのは仕方がないことだし、提供してくれることはありがたい事だけど、
自分でパッケージを開けて、具を盛って、スープをかけてが面倒で仕方ない
フィルムが何枚も面倒、かけ汁の袋が開けられない
割り箸のビニール袋が手にまとわりつく、うざい
ゴミが多い、あぁ、面倒ってなる
もう朝まで食べないかもしれないと思うと少ないとは思うが、持参したオヤツは実はほとんど消費していない
出すのが面倒くさいという残念な理由
両手が塞がってるからね
(大抵の人はその状態だけど)
日が暮れるのに半分にも到達できていない焦り、
薄暗くなってくる、冷えてくる、
精神的にはこのあたりが不安定だったと思う
吉田うどん食べた、美味しかった、ご馳走様
まだ半分来てないじゃないか、から
もう少しで半分に行けるじゃないかに変わった
さて、これから夜間歩行が始まる
ゴールまで70km
富士山ウルトラウォーキング 当日編①
6/12(土),13(日) 遅めの梅雨入りが発表される直前に開催された
第5回富士山一周ウルトラウォーキング
富士山をぐるっと歩いて125kmを32時間以内に歩くウルトラウォーキングのイベント
ウルトラウォークは短い物は40kmからというくらいで、
フルマラソンを超えたらウルトラマラソンというような区分ではないようだ
さて、当日の朝
ホテルの食事は宿泊サービスとなっており、ご飯とか、炭水化物を摂るのにはありがたかった。
朝食は6:30から開始なのだが、6:20に行くともう始まっていた。これは想定内。
6:30になると、ウルトラ参加者と思しき人達が詰めかけて大混雑。
ホテルは1席づつ間隔を開けるように椅子に紙を置いていたが、来る人がさばききれず、案内を撤去して席数を増やすことになった。
おひとり様は黙々と食べるだけなので比較的安心だが、グループはおしゃべりが入るので今のご時世ではちょっと引く。
おかわりできなかったけど、食べるだけ食べて
早々に退散した。
駅前のホテルから会場までは約2km
行きがけに、富士山遺産センターに寄って、前日は休業していた富士山を撮る。
本日営業します。
浅間大社の中を通って、西門から出て会場のセブンイレブン富士宮朝日店に向かう。
会場がコンビニ駐車場というのは初めてだ。
決して広くはない駐車場の一角だが、開催に努力した主催と
協力してくれた店舗には感謝です。
周りを見ると、ランナー出身とか登山出身だなとはっきりわかる人もいれば、
お散歩のような出で立ちの方もいるが、ランナーが多そうに思えた。
スタート直前、前日ご一緒したEさんに出会う。
Eさんのスタートは35分後になるのだが、早めに来たようだ。
お互い、前日とは様相が違うので、人違いか?と一瞬躊躇するも、
間違いなかった。
スタート前に一枚撮ってくれた。
お腹が出ているように見えるのは、お腹が出ているからです。
距離は125kmとなっているが、スタートゴール地点が変更になったので
123kmくらいです、とのことだった。
スタート位置は、やばいことに前から数列目に来てしまっていた。
そのままカウントダウンが始まり、掛け声でスタート。
マラソンと違ってスタートダッシュはないものの、さい早歩きで始まったので、
乗せられるまいと、勢いは落として歩き出す。
とは言っても、どうも前半はペースが速かったと思う。
緩やかな登坂だが、1kmあたり10分後半だった。
無意識に前を行く人から離れないようにと思っているようだったが、
それでも少しずつ離されていくので焦りを感じる。
走っている感覚からすると、歩く1kmというのは長く感じる。
Wow、富士山だぁ、と写真を撮る余裕はある。
写真を撮って後ろを振り返ると一人のウォーカーがいて、軽く挨拶した。
前に来た時にゼッケンを見たら1番の方だった。
1番ですか、すごいの引きましたね、などと話していたら、
去年参加する予定だったが、延期して今年にしたとのことで、
経験者でもないから気恥ずかしいと何度も口にしていた。
自分がそうだったらやっぱり気恥ずかしく感じるだろうけど、
記念になる番号でいいでしょうね。
最初のチェックポイントは10km地点 ファミマ白糸の滝
ゼッケンの確認を受けて、通過した。
振り返れば富士山。
しばらく坂を上って振り返ると富士山。
16.5kmで田貫湖
お散歩中の方からすれば、なんかゼッケンつけてガツガツ上がってくる人が
いるので不思議だったのだろう、「みなさんどこまで行くのですか?」と聞いて来られた。
「富士山を一周するんです。120kmくらい。」
「へぇ、そうなんですか・・・ がんばってくださいね、ホホホ」
普通は混乱するよね。
水を補給して、コースから数十mほど外れて田貫湖に寄ってみる。見ただけでコースに戻る。
スタート地点の標高は140mほど
田貫湖は670mほどでほぼずっと上るだけでした
ゴールまで109km
富士山ウルトラウォーキング 前日
午前中はテレワークで、午後は休暇
会社には感謝です
5分進めてある時計で定時になったので、業務終了して駅に向かう
3時間かからず、富士宮駅に到着し、駅前のホテルには15時前に到着
受付に行くと15時まで待てとのこと
この時、富士宮まで同じ車両に乗っていた方から
明日歩くんですか?と聞かれる
そうです、自分もです、おぉ、よろしくお願いします
ということになった
いで立ちはかなり軽装だが、九州からの参加との事
こっちは隣の神奈川から3倍くらいの荷物を持っており余裕度が違った
チェックイン後はチョイと観光に出るとの事で
こちらも同じく軽く回るつもりだったので一緒に行く事にした
16時半で終了する世界遺産センターへ
徒歩10分
2017年12月に開館した施設
外観デザインがいいなとは思う
復刻版絵葉書をもらった 家宝にしようw
センターから浅間大社に行く途中にある「お宮横丁」は17時30分まで
17時前に行ったのに閉店ばかりだった
平日の夕方だから仕方ないのか
開いていたのは「すぎ本」さんだけ
富士宮焼きそばをいただく 並500円
水は富士山天然水 セルフサービス 飲み放題
お参りして明日、明後日の無事を願う
無事に完歩しましょう
僕のお腹が出ているのは、ウェストポーチです
ほんとです
ホテルに戻って後はめいめいに
電車で移動中にマッサージを予約していたのだが、
ホテルから存外遠くて、片道2km
富士宮にきてから5-6km位しか歩いていないが
結構疲れたぞ
大丈夫か、オレ
富士山ウルトラウォーキング 準備編
今回は富士山一周ウォーキング
ランニングと違って飲み食いがしやすい
という事で、遠足といえば「おやつ」
大人だから300円以内とか悩まなくてもいいし
バナナはおやつか食事か悩まなくてもいい
途中で食事は支給されるし、20km前後ごとにコンビニもあるが、走れば2時間でも歩けば4時間はかかる
滞留してお店に入れないとか、口寂しくなったりしたら簡単に食べられるものを用意しておきたいと思った
アメちゃん、ようかん、カロリー食、プロテインバー、ラスク、エネルギー補給ゼリー、アミノ酸、経口補水液の素、水やスポドリでは飽きるのでジュースの素
物は違うけど、何を持って行こうかなと悩むのは遠足を思い出す
生まれてこの方、徹夜で歩くという事はした事がない
仕事がデスマーチであっても、2時間ほど仮眠する事はあったくらいだ
胃腸にきたり、眠気に襲われた場合に緩和できるよう薬も持って行く事にする
徐脈があった時に救心が効果があったので、
気つけに使ってみようかと思う
五苓散は水でタポタポしてきたら使う
モカは眠くてたまらなくなったら使おう
ロキソニンはあともうちょっとだけ我慢して行こうという時に使おう
胃腸薬は用法、用量を守って早目に投入しよう
後、塗るものとしては日焼け止めとワセリン
長時間外にいれば、多少の曇りでも陽に焼ける
後で痛い目を見ないように使おう
ワセリンもいつもより入念に広範囲に
他の人のブログで肛門擦れで苦しんだというのがあった
78kmの南伊豆ウルトラマラソンではそこまでの症状は出ていなかったが、なったら痛そうなので予防措置はしっかりしておこうと思う
巻き爪は今はクリアされているが、前腿に軽い肉離れのような痛みがあるくらいで、まぁ悪いところはないと思う
その時は知る由もなかった、となるかもしれないが、今はとてもワクワクしている